つい先週、約3年半に渡って行ってきた博士課程研究のファイナルプレゼンテーションが終わりました。 質疑応答も含め約1.5時間にも及んだ大緊張のプレゼンも、指導教員やパネルのみならず多くの友人が応援に駆けつけてくれ、終わってみれば「おめでとう!いい…
さて、久しぶりに少し書きたいことができたので、この長期間にわたり圧倒的に放置されていたブログを更新しようと思います。 僕は現在、ウォンバットを疥癬という感染症から救うための研究をしています。 「もう知ってるよ!」という方、ありがとうございま…
2021年11月、僕はこのウォンバット研究プロジェクトのフィールドワークのために、タスマニア島の北西部、Cape Portlandという場所を訪れました。 以前にもここを訪れるチャンスが何度かあったのですが、新型コロナウイルスの影響で政府より移動が規制された…
論文とか実験とかサッカーとかで忙しくて(言い訳)、かなり放置しておりましたこちらのブログですが、久しぶりに書きたいなと思うことが浮かんだので書きます! ひよっこ研究者の僕もなんやかんやでウォンバット疥癬の研究にもう数年携わってきました。(ピ…
さて、先月にようやくパブリッシュされました僕がタスマニアで携わってきたプロジェクトの論文、 Fluralaner as a novel treatment for sarcoptic mange in the bare-nosed wombat (Vombatus ursinus): safety, pharmacokinetics, efficacy and practicable …
オーストラリアに住んでおりますズングリムックリな有袋類ウォンバット。 同じ有袋類のコアラやカンガルーに比べて若干知名度の下がるこの珍獣も、最近はテレビなどで特集されたりして知ってる人が増えてきたかなと感じております。 そんなじわじわとキテい…
タスマニアデビルをオーストラリアの本土の野生環境へ復帰させようという「再導入作戦」が先日インターネットでチラッと話題になっていました。 本記事では僕の動物学の知識を総動員してそのタスマニアデビル本土再導入作戦を分かりやすくビシッと解説してい…
ウォンバット研究プロジェクトが始まって間もなく一ヶ月が経とうとしています。 気付けばもう九月も終盤。早いですねぇ。 おかげさまで、研究もブログもマイペースながらもボチボチ続いております。 そこで僕はある重要な事に気付いてしまったのです。 「あ…
皆んと楽しく振り返ってまいりました、僕のタスマニア大学動物学シリーズ。 名残惜しいですが、本記事で最終話となってしまいます。(ヤメナイデクレー!モットツヅケテクレー!) ご声援ありがとうございます。 ただまぁこのシリーズが終わるだけなんでね。 また他のことにつ…
おかげさまでワタクシのタスマニア大学動物学シリーズも第六話です。 予定では次回でこの連載は一旦終了する予定ですので、皆さんもう少しお付き合い宜しくお願い致します。 本記事のテーマはズバリ! ウォンバット研究との出会い! 激闘!深夜のジャングルでの…
事は前回の続きです。 つまり、 激闘!無人島サバイバル地獄の五泊六日ッ!!(後編) これです。 前編はこちら。 wombat-suki-life.hatenablog.com 無類の動物好きの僕とは言え、さすがにこのときまで無人島で五泊六日なんて人生で一度もしたことがなかった…
おげさまで第五話になりましたタスマニア大学動物学シリーズ。 今回のエピソードは。。。 激闘! 無人島サバイバル地獄の五泊六日ッ!!(前編) です。 第三話でちょっとだけ書いてみたら反響が大きかったのでちゃんと書きます(笑) ちなみに、これは大学…
第三話ではタスマニア大学動物学科のシステムや概要をワタクシ独自の視点でザックリとまとめてみました。 そしてこの第四話以降からはこの波乱万丈奇想天外奇々怪々な僕のタスマニア大学での学部生活の記憶を更に掘り起こし、そこからいくつかのエピソードを…
第二話では生まれ育った街を離れ、遥か南半球の果てオーストラリアはタスマニア州へと降り立った19歳当時の僕の記憶を辿らせていただきました。 英語力がゴミだった僕の語学学校の生活はこれといって特筆すべき爆笑エピソードもないのですっ飛ばし、第三話で…
さぁ、前回の記事では僕がタスマニアへ旅立つまでのキッカケと葛藤の記録をお話させていただきました。 「これ需要あんのかなぁ」って不安に思いながら書いたのですが、予想に反して興味を持ってくれた人がたくさんいたので、僭越ながら続きを書いちゃいます…
自己紹介でもチラッとご紹介したように、僕はオーストラリアのタスマニア大学と言ういくぶんマニアックな場所で、動物学と言ういくぶんマニアックな分野を専攻しました。 この記事からいくつかは、僕がどんなキッカケでそこに辿り着き、そこでどんなことを勉…
オーストラリアにいるズングリムックリでかわいいウォンバット。 「いらすとや」より 今彼らは大変な病気に苦しんでいます。 その名もSarcoptic mange、和名:疥癬(かいせん) ―ヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)による感染症。 感染した個体は強烈な痒み、…
この記事では僕の研究トピックである「ウォンバットの病気を引き起こすダニの弱点を探そうぜ!」プロジェクトの、そのウォンバットの病気に関して書いていきたいと思います。 人によってはショッキングな内容かもなのでご了承ください。 それではどうぞ! オ…
さぁ、前編ではウォンバットはコアラやカンガルーと同じ有袋類の仲間であることと、「そんなに掘る?」ってぐらい穴掘りをすることに焦点を当ててみました。 後編の内容はこちら! ウォンバットの最大の武器 なぜそんなに四角い?ウォンバットのフンの謎。 …
ウォンバットという生き物を知っていますか? 最近では日本のテレビでも特集されたりして、昔と比べると少し認知度も上がったのかも知れない。 人によっては 「あぁー!あのズングリムックリした可愛いモフモフの生き物でしょ!知ってるゥ↑↑」 ってなってる…
ウォンバットという生き物を知っていますか? 最近では日本のテレビでも特集されたりして、昔と比べると少し認知度も上がったのかも知れない。 かと思えば、あるネット記事では「げっ歯類」と紹介されていたりして、日本ではまだまだ謎の生物というジャンル…
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